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日々の嘆き

ルノーとか以下略

BMW F650GS エンジンオイルとLLC交換

普段のアシやツーリングに便利に使ってた最後の良心ともいえるBMWF650GS。むっちさんのは'08年からのTwinてのが後につく二気筒の奴です。前期型は単気筒でほんとに650㏄なんですが、うちのは650GSって名前なのに800㏄なの。

長い事油脂換えてなくて、コロナでバイク通勤に切り替えたらなんか一気にヤバイ感触になったので交換しました。LLCも買ってから一回も換えてなかった交換しました。

久々だったので整備書を参照しましたが、交換作業自体はごく一般的な手順によるものです。

まず町内を一回りしてオイルを温め、センタースタンドで平らな場所に立てます。
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レベルゲージを兼ねたフィラーキャップを外します。

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ドレンプラグの周りをパーツクリーナーなどで清掃します。二面幅は確か24mm。でかい。

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ドレンプラグを外し、廃油をドレンパンなどで受けます。オイル量はおおよそ3Lで小型の自動車並み、勢いよく出てきますので普通のバイクのつもりでドレンプラグの真下で受けるようにしておくと廃油が飛び出して下を汚してしまいます(やらかしました)。

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使い古したエンジンオイルはドロドロのヨタヨタでした。もっとこまめに換えましょう。

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ドレンプラグをきれいに清掃します。鉄粉もそこそこついてました。
必要があればワッシャーも交換しましょう。

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ドレンプラグを取り付けます。

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オイルフィルターを外します。隣のオイルクーラーとのクリアランスが厳しく、手錠みたいなフィルターレンチはかかりませんので専用工具か写真のようなチェーンレンチや、ベルトレンチが必要です。

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こちらにも結構油が残っていますのでまき散らさないように注意して外します。

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新しいフィルターのパッキンにオイルを塗ります。

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オイルフィルターは手で取りつけます。工具を使うと締まりすぎて次はずすときに難儀しますので使用してはいけません。

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新しいオイルをフィラーから入れます。

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フィラーはフィラー口にねじ込まない状態でMIN-MAXの間に来るように、オイル量を調整します。

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エンジンをかけて、数秒で油圧警告灯が消えたことを確認します。油が回るとエンジンの音が突然静かになり、警告灯が消えるのでわかります。
しばらくアイドリングさせて漏れが無いか確認します。レベルゲージでオイル量を再度確認し、少ないようならオイルを足します。

オイルの交換が終わったらお茶で一服つけてエンジンを冷まし、LLC(冷却液)の交換をします。F650GSの場合、本来タンクがありそうな部分はガワになっておりこの中にいろいろ詰まっているのでガワを外す作業があり、面倒です。外すねじはすべてトルクスビスですので工具が無いと作業できません。

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シートを外します。

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タンクがありそうな部分のカウル中央と右側を外します。結構な数のトルクスビスで止まっています。側面カウルにはウインカーが取り付けられていますので配線も切り離します。

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車体右前部のリザーバータンクを止めている二本のネジを外します

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リザーバータンク内のLLCをドレンパンに空けます。

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ラジエーターキャップを外します。回して緩め、そこから一度軽く押し込んでさらに緩める構造になっています。緩めるとリザーバーと連結ホース内部に残っていたLLCが出てきますのでこれも受けられるようにしておきます。一個前の手順をさぼるとリザーバータンク内のLLCここで全部まき散らすことになりますので真面目にやっておいた方がよさそうです。

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エンジン前方左側のLLCのドレンボルトを外します。

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これも結構いい勢いで出てきますのでこぼさないように注意しましょう。

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整備書にはオイルクーラーへのパイプの接続も切ってここからも排出するように書いてありましたがどうもゴムのOリングが使われているらしく、再利用すると何やら漏れそうな予感がしたので今回はここからは抜いていません。LLC総量は1.3Lとしてあり、今回新しいのを1L程度入れましたのでここを外さない場合おおよそ300㏄程度古いLLCが残ると思われます。

出てきたLLCは透明できれいだったのでフラッシングはしませんでした。

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ドレンプラグを取り付けて、ラジエーターの口からLLCを入れます。ケーヨーデーツーで500円ぐらいで買ってきた安物です。お高いLLCもあるんでしょうが、なんか違うんですかね?

注いだ後ラジエーターホースの上下を軽く手でモミモミして空気を追い出します。何回かやってもんでも泡が出ないぐらいになったら…

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車体右側ウォーターポンプ上部のブリーザーボルトを緩めます。

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少し経つとLLCが漏れ出してきますのでブリーザーボルトを締めます。ラジエーターにLLCを足します。

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ラジエーターキャップを絞めます。二段階になってるのを忘れないように。

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リザーバータンクを元通り取り付け、タンクの左側にある目印のMAX位置までLLCを足します。

リザーバータンクに蓋をして、カウルを側面-中央の順で取り付けます。側面のウインカー配線を取り付け、キーオン時に”LAMP”の警告が出ないことを確認し、動作も確認しましょう。

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交換日時と走行距離を記したダイモテープを作業終了。

作業そのものは両方でも1時間程度です。

4年無交換というひんしゅくモノのサイクルだったのでエンジンがものすごくスムーズになりました。だって1万キロ換えなくていいみたいなこと書いてあったんだものヘインズに!
オイルはちゃんと換えましょう。


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  1. 2020/06/28(日) 22:16:03|
  2. BMW F650GS
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JAWAその後

さてどうにもこうにもエンジンかからなかった356。

症状と経過:
・全般的にエンジンがかかりにくい
・エンジンがかかると走るが、止まって冷めると再起動不能になる
・キャブ洗浄、インラインフィルター増設→ダメ
・コンデンサー交換→ダメ
・コイル交換→ダメ
・点火時期→ダメ
・プラグ交換→ダメ
・ポイント調整→ダメ
ダメになるとまるっきり火が入らない。キャブを掃除してもダメだったので火花っぽいのはわかったんだけど、そこから長かった。

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プラグ。638と同じB6だかB7だかのHS。いい焼け具合よね?

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増設したインラインフィルター。ホントはあんまりフィルターつけたくないけどキャブの底に錆の粉が貯まってたんでつけました。
沈砂池(?)に錆が貯まってるのが恐怖。いずれ花咲Gやらねばなるまい。

で、気づいたんですがこいつタンクだかコックだかから微妙に漏れてる。置き場が狭いので壁によりかけてしまってたんですが、斜めになった車で漏れた混合ガソリンがタンクを伝ってヘッドを微妙に濡らしてたらしい。
で、火花を見るのでプラグキャップを持ってキックレバーを動かしてる時に気付いた。

俺微妙に痺れてないか?

漏電してるよ!だめじゃん!!
でもかかる時はかかるんだよな。Aメカに電話するついでがあったので「キャップ持ってキックすると痺れるんですけどこれって普通ですか?」って聞いたら「いやそれは無いと思いますよ」って言われた。そうよね。わかるわ。

一回ヘッドを掃除して、プラグキャップも交換しちゃった。なんかシリコンの一体成型っぽい、頭からかぶっても大丈夫そうなやつ。

で、ここでむっちさん気付いたね。ポイント調整したけどそもそもこのポイント生きてるのかと。
見た感じ新品だから全然疑ってなかった。で、接点磨いたさ。

結果あっさり始動。どっちかというとポイントだったらしい。なんだよぉ。新品ぽいからって油断ならないといういい例です。
おそらくはキャップ(もしかしたら古かったのかもしれない)からの漏電とポイントの合わせ技。
おのれの不調の切り分けのへたっぴ加減を惜しむことなく披露してしまった。

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少し遠くまで試運転に出てみましたが、大丈夫みたい。そもそも2ストなのでそんなに始動性悪くない筈なんだよな。

とりあえずそれ以降まあまあ普通の始動性を保っており、大丈夫なんじゃないかと思います。
どっとはらい

  1. 2020/06/11(木) 22:44:05|
  2. JAWA356
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T5 タイヤ交換 ほか

コロナ騒ぎで電車通勤をやめてT5で通ってたんですが、思ったより塩梅よく緊急事態宣言が解除された後も
T5で通ってます。
コロナの前はイオンと西友たまにツーリングって感じだったのでまだメーター2,500kmぐらいだったのですが通勤に使いだしたとたん距離がメリメリ伸びてしまい、あっという間に4,000キロ超えちゃった。
結果5年物ぐらいのリアタイアのスリップサインが出てしまったので交換に至りました。

アマゾンで2,500円ぐらいのIRC買った。

ダンボールと廃タイヤしいて車をひっくり返して作業開始。
後輪を外して勢いよく交換しようとしたら…
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こいつ前専用って書いてある…
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仕方ないので前についてたのを後ろに移動、前に新しいのを履くことにします。
期せずしてローテーション。まあいいや。

前輪外した。
折角なのでドラムも空けて掃除します。うちに来てからたぶん6,000キロぐらい掃除してない。
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そういやベスパのドラムですがしっかりはまっており普通のバイクのドラムみたいにスポっと取れません。車軸の頭を
プラハンでポカポカやると取れますが、ベアリングついてるからあんまり景気よくブッ叩かない方がいい気がします。
そのへんどうなんですかね。よくわかんないけど。

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結構カス溜まってますねー。パーツクリーナーで掃除してきれいにしときます。

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メーターギアのグリスは大丈夫そうですね。

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タイヤの交換は割りホイールなのでらくちん。タイヤレバー要らない。空気入ったままホイールばらすとぶっ飛んで死ぬかもしれないので要注意。

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リアも同様に開けて掃除します。はんかハブナットゆるゆるだった。あぶねえ。

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割ピン無かったら走行中にリアホイール取れて死んでたかもしれない。

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リアに回ったのは今まで後ろにいたのと同じブリヂストン。このタイヤもう廃版になっちゃったらしい。パターン好きだったんですけどね。寒くてもそこそこ食ったし。

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ついでにうちに来てから一回も換えてなかったギアオイルも換える。つまり6,000キロぐらい換えてなかった。調べたらP系のギアオイル、店では3,000キロ交換とか言ってるらしい。やばい。死ぬ。イタリアとかインドでギアオイル3,000キロでまめまめしく換えてるとは思えないけど、量すくないし6,000キロなら換えてもバチ当たらないだろ。
 とか言ってたら落としたオイルはサラサラだった。ゴメン。

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物置にヤマハのギアオイルがあったので換えとく。300㏄ぐらい入りました。注入口が小さいというか注入口無くて溢れてくる窓に油さし突っ込んで押し込む。上から入れであふれてくるの見た方がなんか心理的に安心なんですが…

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ついでにシフトも緩めになってきてたのでワイヤーをアジャスターでちょっとだけ張り気味に。

凄いスムーズになりました イヤッホウ。
  1. 2020/06/10(水) 23:17:01|
  2. V計劃
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